● 不動産業界の傾向と課題は?
社長
「人口減少(マーケット縮小)、建築資材の高騰、国内全体に懸念事項があります。人口問題が一番ですが、異業種参入(金融機関やIT業界)もありますね。時代とともに我々も進化しなければ、生き残れません。困難に克ち、成長を続けるためには、しなやかさと強さが必要です。」
● 採用に関して、どう考えるか?
社長
「企業の成長は人材によって大きく影響を受けます。不動産業はものづくりではないので、人の発想力が最も重要です。また、弊社の顧客は18歳から90代まで層が厚いため、顧客と同じ価値観を持った人材が必要です。」
常務
「仲間を増やすことで会社を成長させるという目的もありますし、成長することで雇用を増やし、地域社会貢献の役割も果たしたいですね。」
社長
「ええ。企業にとって採用は、最重要課題です。」
● ホールディングス化の目的は?
社長
「大きく3つあります。 ①従業員が経営者や経営幹部を目指すことができる ②賃貸/売買/資産運用/財産管理の専門性を強化し、競争力を高める ③介護/リゾート/お菓子/テナント/駐車場などの複数の事業を統合する。新たなビジネスを構築する目的があります。」
常務
「私の役割は、社員のモチベーションを上げる仕組みを作ること。ホールディングス化は、全従業員に経営者になるチャンスがあります。」
全従業員の物心両面の幸福を追求する
● 従業員に求める基本的価値は?
社長
「命の次に大切な財産を管理する仕事なので、仕事が出来るというよりは、社内外からの信用/信頼を得られることを目指してほしいです。」
常務
「報告/相談/連絡といった、基本的なことの積み重ねが信頼に繋がります。」
社長
「そうですね。当たり前のことが当たり前に出来るかどうかが重要です。」
● 完全週休2日について。
社長
「幸せと成功の2つを達成する。公私のバランスが取れている人は人間的魅力があります。憧れますね。私も休日はゴルフ、サウナで心身を整えるようにしています。
常務
「経営理念に『物心両面の幸福』とあるように、プライベートも充実させて欲しいですね。その経験を仕事にもつないで欲しい。」
● どんな人材に来て欲しいか。
常務
「自分のことだけではなく相手のことを想い、考えられる人。」
社長
「プラス思考で前向き、挑戦する人。『出る杭』も必要だと思っています。」
● 社長、常務は互いの存在をどう考えるか。
社長
「常務には経営統括部の担当役員として、経営の基盤となる人材/財務の業務全般を担ってもらっています。経営陣と従業員の橋渡し役として、役割を経営に活かしてほしい。」
常務
「はい。常に従業員の立場で考えることを意識しています。私から見た社長は、芯があり、ぶれない人。一見ドライに見えますが実は熱い、と思います。」